7月16日
MOG-A1菌によってアオカビコロニーの一部が溶融している。
培養基は完全にMOG-A1菌の菌糸が占有している。
7月15日
アオカビのコロニ―全体を侵食したMOG-A1菌の菌糸は、
アオカビコロニーの表面に菌糸を伸ばした。
アオカビコロニーの色が青から青白色に変化。
この段階で、下の多様なコロニーもMOG-A1菌に支配され、
培養基の全域がMOG-A1菌の菌糸に覆われ占有されている。
アオカビは完全に不活性化している。
MOG-A1菌はペニシリンを出してエリアを支配するアオカビを、
ペニシリンをものともせずに・・・突破する能力を持っていることが
実証された。
ミカンのアオカビ病を不活性化出来る。
7月10日
アオカビの阻止円を突破したMOG-A1菌の菌糸は、
アオカビコロニーの内部にまで侵食。
年輪のようなアオカビの阻止円を次々に侵食している。
MOG-A1菌懸濁液添加48時間後。
アオカビのコロニー阻止円の周りにMOG-A1菌の菌糸が繁殖。
これでアオカビのコロニーは拡大できない。
高温多湿。
この条件下で最も普通にどこでも繁殖する「アオカビ」。
ペニシリン、抗生物質を産生し、他の微生物からのエリア侵入を阻止する・・・場所取り戦争の勝ち組子嚢菌。
MOG-A1菌は低温下での培養では、アオカビの阻止円を突破して、アオカビ支配エリアをMOG-A1菌支配下に置いた。
このことが、高温条件下でも同じようなことが起こるのか。
実証試験を行った。
供試材料
ハイポネックス培地にアオカビコロニーを発生させたもの。
試験方法
上記の培養基のMOG-A1菌の懸濁液 5ccを添加。
培養温度
最低温度 18℃ 最高温度 37度。
室内静置培養。
試験開始日 2018年6月27日(アオカビコロニー作成)
処理 2018年7月2日
写真 7月4日 7月 10日 7月15日
高温条件下における「アオカビ」と「MOG-A1菌」の
エリア占有支配抗争試験
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